家入龍太のやさしい建設ICT講座【04】
建設ICTの2019年注目キーワードを大胆予想!!【前編】
2019年1月28日

2018年の建設ICTは何があった?

2019年の建設ICT界を占う……前に、2018年の建設ICTで目立ったトピックを振り返ってみましょう。

まず最初のキーワードは、“スマホ”です。

振り返りにあたり、私が運営するサイト「建設ITワールド」のブログの年間アクセス数を集計しました。その1位は……意外なことに「助太刀」というアプリについてだったんですね。

これまでは親方の下で、親方に紐付いた企業などの建設工事を手伝っていました。逆に言えば、自分の親方に関係のない仕事は職人さん個人にはまわってこない。人手不足だと言われながら、個々の職人さんは、非番の日があって意外とヒマになることもあった。

このアプリができたことにより、職人さん個人と建設現場が直接的にやりとりし、仕事を決められるようになりました。仕事を終えた後にはお互いにお互いを評価する。そう、配車サービスのUberと同じです。それで格付けの高い職人さんがより望まれる現場に行きやすくなった。

このトピックがもっともアクセスが多かったということは、現場の職人さんたちもICTの世界に積極的かつ本格的に使いはじめたということですね。実に興味深い流れといえます。

スマホというキーワードで見ると、アクセス第5位の記事が「スマホが3Dスキャナーに変身!」だったことも関連しています。

これは大林組がスマホを3Dスキャナーのごとく使える「スマホ de サーベイ」を開発したニュースですが、スマホが現場の仕事でかなり密接に用いられるようになったという象徴的な例ですね。

続きは、「建設の匠」のウェブサイトで。

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