現場の床に実寸図面を広げる!インフォマティクスがARシステムを開発

2017年3月30日

管理人のイエイリです。

かつて橋梁工場には、体育館のように広い部屋があり、その床に橋桁の図面を実物大で描く「原寸作業」が行われていました。

こうしたアナログな仕事は、今ではほとんどCADにとって代わられましたが、実物大で描くと完成時のスケール感などがよくわかりますね。

大きな部屋はないけど、実物大で図面を見ながら設計や施工を行いたいという人に、ぴったりの製品が登場しました。

インフォマティクスが今年の夏に発売する建築分野向けAR/VRシステム「GyroEye Holo(ジャイロアイ ホロ)」(仮称)です。

大きな部屋の代わりに使うのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

Microsoft HoloLens(ホロレンズ)

 

というホログラフィックコンピューターなのです。

実物大の図面を現場で見られる「GyroEye Holo」の使用イメージ(資料:インフォマティクス)

実物大の図面を現場で見られる「GyroEye Holo」の使用イメージ(資料:インフォマティクス)

「GyroEye Holo」の画面例(資料:インフォマティクス)●

「GyroEye Holo」の画面例(資料:インフォマティクス)●

現場の床上に図面を重ねて見るのに使うMicrosoft HoloLens(写真:マイクロソフト)

現場の床上に図面を重ねて見るのに使うMicrosoft HoloLens(写真:マイクロソフト)

一方、Microsoft HoloLensはバーチャルリアリティー(VR)でよく使われるヘッドマウントディスプレーと似ていますが、Windows10で動くCPUを搭載しており、れっきとしたコンピューターである点が違います。

周りの壁や床を認識し、その現実空間に実寸の図面を広げたような感覚で見られます。

使い道としては、建築工事の墨出しや完成チェック、保守メンテナンスなどが考えられています。

現場で実物と原寸大の図面を重ねて見られると、大きさが違ったり、位置がずれていたりすると、一発で発見できそうですね。

工事現場と設計室との間で、図面データを共有するために、クラウド型のコンテンツマネジメントシステム「Gyro CMS」(仮称)も同時に発売されます。

設計室と現場の間で図面データを共有する「Gyro CMS」の使用イメージ(資料:インフォマティクス)

設計室と現場の間で図面データを共有する「Gyro CMS」の使用イメージ(資料:インフォマティクス)

現在は、2次元CAD図面をDXF形式で取り込んでの利用することを想定していますが、今後は

 

3次元データの取り込み

 

も予定しているとのことです。

鉄筋の3Dモデルを現場と重ねて見られると、配筋のミスやスリープの入れ忘れなどが一発で発見できるかもしれません。

このような製品が発売されると、現場で手軽にARを活用できそうですね。

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