管理人のイエイリです。
突然の停電事故への対応や電線・通信ケーブルの新設などの際、配電工事や通信工事を行う担当者は、街中に設置された多数の電柱から、目的とする電柱に間違わず、スピーディーに到着することが求められます。
そのとき、現場周辺の道路や駐車スペースなどを事前に確認しておかないと、到着してからあわてることもありそうです。
中部電力グループの中部電力パワーグリッド(本社:名古屋市東区)は、電柱工事に伴うこんなお困りごとを手軽に解決できるサービス「らくモニでんちゅう」を2020年8月25日に開始しました。
目的とする電柱の位置や経路を、
ナ、ナ、ナ、ナント、
Google Mapsで検索
し、現場に間違いなく到着できるサービスなのです。(中部電力パワーグリッドのプレスリリースはこちら)
このサービスを使って、業務を行った場合をイメージしてみましょう。
まずは電柱の検索です。Google Maps上には膨大な数の電柱が電柱番号付きで登録されているので、間違いなく位置を特定できます。
そして現場周辺の状況や、道路、駐車スペースについては、グーグルストリートビューの画面によって確認できます。
あとは目的の電柱まで「経路」を検索すると、最適なルートや到着予定時刻などがわかります。
電線やケーブル工事に便利な機能としては、複数の電柱をまたぐ距離測定機能があり、工事に必要な
電線の長さ
がおおよそわかります。
このほか、電柱に位置を作業員にメールで送信したり、現場状況をメモや写真で登録し、共有したりする機能などもあります。
日ごろ、お世話になっているGoole Mapsだけに、使い方もすぐわかりますね。
登録されている電柱は、中部電力パワーグリッドの供給エリアです。気になるお値段ですが、1IDあたり月額1800円(税別。以下同じ)とリーズナブルです(初期設定費用1800円が別途必要)
Google Mapsの機能を使ったインフラ管理は電柱のほか、道路の標識や付属物、マンホール、地下鉄の換気口など、様々なものに応用して、IoT(モノのインターネット)化を進めることができそうですね。