管理人のイエイリです。
建築分野では新築物件はもちろん、リフォームや店舗改装などの提案でも3DCGで建築パースを作成することが多くなりました。
しかし、画像処理ソフトの活用テクニックの書籍やサイトは多いものの、建築分野ならではのCGパースについての情報を専門的に扱っている媒体はほとんどありません。
そこで、メガソフトは昨日(7/20)、建築パースにかかわる情報を総合的に発信するポータルサイト「建築パース.com」を公開しました。
7月20日にオープンした建築パース専門のポータルサイト「建築パース.com」(資料:メガソフト) |
販売本数No.1を誇る「3Dマイホームデザイナー」など、同社ソフトのユーザー向け解説サイトと思いきや、
ナ、ナ、ナ、ナント、
フリーソフトから他社製品まで
フラットに、その活用方法やユーザー事例などを紹介していくというのです。
「建築パース素材作成講座」のコーナーでは、建築パースに必要な人物や添景、テクスチャーなどを効率的に作成するテクニックを伝授。「建築パース作成テクニック」では、壁の一部を透かせたり、窓ガラスに映り込みを追加したりすることによって表現を豊かにする技の数々を解説しています。
「建築パースQ&A」では建築パースの作成や利用についての様々な疑問に答え、「建築パース用語集」は建築やパースにまつわる様々な用語を集めて解説しています。
また、建築パース界で活躍する第一線のプロに制作の極意やテクニックを直撃する「建築パース プロへのインタビュー」のコーナーもあります。
実務者にとってうれしいのは、「建築パース素材ダウンロード」のコーナーです。建築パースにすぐ合成して使える切り抜き済みの樹木や人物、ガレージやウッドデッキテラス関係の素材データが、dxf形式、3ds形式、m3d形式、png形式、bmp形式、psd形式(Photoshop形式)といった様々なデータ形式で無料ダウンロードできるようになっています。
建築パースの作成に役立つ実践的なテクニックや素材が満載(資料:メガソフト) |
メガソフトでは最近、「3Dマイホームデザイナー」で培った3Dデザイン技術や素材を生かして、様々な新製品を発売しています。
7月15日には、インテリアコーディネーターなどがマウスによる簡単なソフトで折り上げ天井やトップライトなどを配した、スタイリッシュな室内空間のパースを手早く作成できる「インテリアコーディネーターNeo」を発売しました。
3Dマイホームデザイナーにも同様の機能はあるのですが、建物の外観や外装をデザインする機能があるとインテリアの専門家には、かえって難しいソフトと感じられてしまうようです。
そこで、わざわざ、
室内空間だけの機能
にしぼって、このソフトを開発したそうです。
インテリアコーディネーターNeoの出力例(資料:メガソフト) |
イエイリ・ラボの事務所に来てプレゼンしてくれたメガソフト販売推進部PR担当の西脇功さん(右)と企画部コンテンツグループのNさん(残念ですが、写真はご紹介できません) |
建築パース.comでも、作品作りを通じて建築設計者とインテリアコーディネーターが交流し、ノウハウを共有できるようになればいいですね。