管理人のイエイリです。
インクジェットプリンター、スキャナー、ファクスが1台にまとまったA3版対応のインクジェット複合機は、小さな設計事務所や工務店などのオフィスでは重宝します。
これまで、A3インクジェット複合機の市場は、「MFC-J6710CDW 」など「JUSTIOシリーズ」を販売するブラザー工業の独壇場でしたが、ついに強力なライバルが登場しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
エプソンがA3複合機を発売
することになったのです。
セイコーエプソンは9月15日にまずA3ノビ対応ファクス複合機の「PX-1600F」を発売し、10月13日には最大500枚の2段フロントカセットと、自動両面印刷機能を搭載した「PX-1700F」を発売します。
A3ノビ対応ファクス複合機の「PX-1600F」(左)と「PX-1700F」(写真:家入龍太) |
「PX-1600F」はA3ノビ対応ファクス複合機としての必要十分な機能をコンパクトに1台にまとめており、A3ノビ対応のカラーインクジェットプリンターにA3版のフラットベッドスキャナー、A4版のオートドキュメントフィーダー、250枚収納のフロントカセット、そしてファクスなどを備えており、価格はオープンです。参考までに、エプソンダイレクトショップでの販売価格は4万9980円(税込み)です。
一方、「PX-1700」は、2段フロントカセットや自動両面印刷機能を備えており、さらに高いパフォーマンスを発揮します。価格はオープンで、同社ダイレクトショップでは
5万9980円(税込み)
と、6万円を切る価格になりました。
ブラザー工業のA3カラー複合機「MFC-J6710CDW」は、同社Web販売サイトで6万4980円とのことですから、5000円ほど安い価格で勝負してきました。
価格低下も進み、一段と身近になったA3インクジェット複合機は、印刷スピードも34枚/分(PX-1700FでA4版を印刷した場合の最速値)と、速くなっています。
狭い事務所だけどA3版のスキャナーやコピーを使いたいとお考えの事務所の方は、この機会に検討してみてはいかがですか。