管理人のイエイリです。
コンピューターによる建築設計の研究成果が一堂に集まる国際会議、「CAADRIA 2014」(キャドリア:Association for Computer-Aided Architectural Design Research in Asia)が、今年5月14日~17日の4日間、京都工芸繊維大学で開催されます。
1月21日に、同大学でCAADRIA2014実行委員会の会合が行われ、実施に向けた会場視察や最終打ち合わせが行われました。
CAADRIA2014の会場となる京都工芸繊維大学のキャンパス(写真:家入龍太。以下同じ) | |
セミナーの時間割などの議論を行う。中央は実行委員長を務める京都工芸繊維大学大学院の仲隆介教授(左)。京都工繊大のキャンパスを視察する実行委員会メンバー(右) |
CAADRIAは世界持ち回りで開催されていますが、今回の日本での開催には、
ナ、ナ、ナ、ナント、
世界各国から118本
の論文が投稿されるという盛況ぶりなのです。参加者は世界各国から200人以上を見込んでいます。
実行委員会のメンバーは、基調講演や講演会、昼食やティータイムの会場をじっくりと下見しながら、スケジュールや運営方法を検討しました。
また、海外から参加する学生さん向けの宿泊施設の確保や、京都らしい雰囲気を味わってもらうためのツアー企画にも知恵を絞りました。最後にはディナー会場候補で委員による“試食会”も開催するという念入りな打ち合わせでした
基調講演(左)やセミナー(右)の会場候補の視察 | |
会期前の5月12日~13日に行われるワークショップ会場の下見(左)。ワークショップを主宰する慶應義塾大学の池田靖史教授とはiPhoneを使った電話会議も(右) |
現在の予定では、参加費3万円(学生は2万円)で、2月初旬からCAADRIA2014の特設ウェブサイトで参加登録の受け付けが始まります。
この費用には、すべての講演会の参加費や論文集(CD-ROMなどのデジタルデータ付き)、5月16日に開催されるディナーが含まれています。お得ですね。
また、京都ツアーは最終日の5月17日に行われ、参加費は8000円の予定です。
ところで、京都工繊大のキャンパスを視察中、正門前の路上に葉っぱが整然と並べられている風景を発見しました。
ナ、ナ、ナ、ナント、
落ち葉アート
だったのです。
よく見ると今年のえとである「午」の見事な文字が書いてあるではありませんか。
この落ち葉アートの作者は同大学の正門を警備する“お茶目な守衛さん”です。数年前から、毎年、新聞やテレビなどのマスコミが取材にくるほどの名物になっています。
京都工繊大の正門前に作られた落ち葉アート |
落ち葉アートの制作方法を説明する“お茶目な守衛さん” |
CAADRIA2014の実行委員会メンバーは、デジタル建築設計の祭典を成功させるために緊張感を持って取り組む一方、世界からの参加者に日本の文化を楽しんでもらおうという「お・も・て・な・し」の精神も忘れずに頑張っています。皆様もぜひ、ご参加くださいね。