清水建設がBIMで施工中!シンガポールに新たな屋上プール名所が登場
2014年5月20日

管理人のイエイリです。

「屋上にかかった橋に、プールがあるシンガポールの新名所はどこ?」と聞かれると、現地を一度、訪れたことのある人なら「マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル」という答えがすぐに返ってくるでしょう。

シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ・ホテル(写真:家入龍太。以下同じ)

シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ・ホテル(写真:家入龍太。以下同じ)

屋上に設けられたプール

屋上に設けられたプール

しかし、来年は違った答えが聞かれるかもしれません。清水建設シンガポール事務所がシンガポール市街地北部で、施工中の「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」にも、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

橋の上にプールがある

 

のです。

「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」の完成予想図(資料:清水建設)

「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」の完成予想図(資料:清水建設)

施工中の現場

施工中の現場

2棟の建物を結ぶ最上部の橋にはナント、プールが設けられている(資料:清水建設)

2棟の建物を結ぶ最上部の橋にはナント、プールが設けられている(資料:清水建設)

プールからの眺め(資料:清水建設)

プールからの眺め(資料:清水建設)

このコンドミニアムの設計・施工には、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)が導入されており、駆体と配管、ダクトの干渉チェックや施工手順の4D(3Dに時間軸を加えたもの)による検討などが行われています。

橋の施工計画でも、ウインチで吊り上げる工程や、施工管理の職員配置などにBIMを活用しています。

橋の吊り上げ架設手順の検討(資料:清水建設)
橋の吊り上げ架設手順の検討(資料:清水建設)
BIMモデルを見ながら会議する現場スタッフ

BIMモデルを見ながら会議する現場スタッフ

現場事務所の内部

現場事務所の内部

ところで、シンガポールでタワー間を空中プールでつないだ大胆なデザインのコンドミニアムというと、いかにもあの観光名所を“コピー”したデザインのようですが、問題はないのでしょうか。

実は、この「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」の意匠設計は、「マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル」を手がけた

 

サフディ・アーキテクツ

 

が担当したからなのです。

“空中プール効果”でこのコンドミニアムも人気を集めそうですね。

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