管理人のイエイリです。
昨日の当コーナーでは、設備工事大手の新菱冷熱工業が、社内でBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を導入したプロジェクトで、適切な現場運営と調整を行う専門家、「BIMマネージャー」を育成する講座をスタートさせたことをお伝えしました。
同社は11月25日、もう一つのBIM関連のプレスリリースを発表しました。BIMを使って様々な問題を解決するサービスを「BIMソリューションシリーズ」を今後、提供していくというものです。
その第1弾として、「スペーススキャニングシステム」を提供します。
ナ、ナ、ナ、ナント、
3Dレーザースキャナー
で既存設備や構造物などを「点群」(無数の3D座標データ)で計測し、BIMモデルの作成までやってしまおうというサービスなのです。
3Dレーザースキャナーで計測した点群データは、新菱冷熱工業が開発したBIMソフト、「S-CAD」に読み込み、点群を立体トレースするようにして既存施設のBIMモデルを作ります。
同社はこれまでのプロジェクトで、この業務を30件以上行ったことがあり、顧客からも高い評価を得ているため、今回、正式にBIMソリューションのラインアップとして事業を開始しました。
同社のBIMソリューションはこれだけではありません。既に、
シリーズ2~4を鋭意準備中
で、今後、順次発表していくそうです。
どんなソリューションが出てくるのか、楽しみですね。
同社はBIMのポリシーとして、「すべてのステークホルダーのWin-Winな関係構築に貢献する」ということを挙げています。
つまり、新菱冷熱工業のBIMソリューションを活用すると、関係各社がハッピーになることを目指しているということです。こうした考え方で提供されているサービスなら、心配なく利用できそうですね。