管理人のイエイリです。
A1サイズのモノクロ図面を大量に短時間で印刷するとき、これまではトナーを使うLED方式やレーザープリンターを使うことが多かったのではないでしょうか。
そして、モノクロ図面とカラーの地図やパースなどが混在する提出資料などを作るときは、インクジェットプリンターでカラー資料を別途印刷し、モノクロ図面とカラー資料を手作業でソートする、ということもありました。
ところがインクジェット方式の大判プリンターの進化により、両方の資料を1台で高速印刷できるようになりました。
日本HPが9月3日に発表した「HP PageWide XL」シリーズのうち、最上位機種の「HP PageWide XL 8000 Printer」は、最大直線速度が毎分23メートルとなり、これまで世界最速と言われていたLED方式のプリンター(同・毎分14メートル)に比べて
ナ、ナ、ナ、ナント、
1.6倍以上の印刷速度
を実現したのです。
トナーを使うプリンターをしのぐ印刷スピードは、インクジェットデジタル輪転印刷機などに使われている「HPページワイドテクノロジー」という技術を採用することで実現しました。長寿命のプリントヘッドと、高いインク効率でランニングコストが安いのも特徴です。
例えば「HP PageWide XL 8000 Printer」という機種は、A1サイズのモノクロ図面やカラーパースを毎分、最大で30枚も印刷できます。
大量印刷に対応するため、各色とも775ミリリットルのインクカートリッジを2つ搭載し、インクがなくなったら印刷中に自動切り替えを行えるようになっています。
モノクロ図面もカラーパースも1つのプリンターで印刷できるので、印刷後の手作業によるソート作業も不要になります。
そして最大6本の用紙ロールを取り付け、
1200メートルの連続印刷
ができるという、まさに“お化けプリンター”です。
このプリンターは今日(9月16日)まで東京ビッグサイトで開催中の国際総合印刷機材展「IGAS 2015」で日本HPのブース(東ホール4-1)で展示されています。ご興味のある方は、実機を見に行ってはいかがでしょうか。