管理人のイエイリです。
デザインを重視する建築家やインテリアデザイナーに人気のBIMソフト「Vectorworks」の最新版、「Vectorworks2017」が2017年1月13日に発売されることになりました。
今回のバージョンアップでは
ナ、ナ、ナ、ナント、
オートデスクのRevit
で作成したBIMモデルを、「.rvt」や「.rfa」の形式で取り込む機能が搭載されました。
この機能によって期待できるのは、建築と製造業の連携です。というのは、VectorworksのCADエンジンには「Parasolid」が使われており、製造業で広く使われている3次元CAD「SOLIDWORKS」とのデータ連係が行いやすいからです。
例えば、Revitで作成した建物のBIMモデルをVectorworksに取り込み、SOLIDWORKSで作成した家具の3Dモデルと合体させて表示してデザイン検討などを行えます。
Vectorworksが得意とするデザイン性豊かな3Dモデリング機能も強化されています。
例えば3Dソリッドからポリゴンメッシュを規則的に細分割してサブディビジョン図形をつくったり、ブリッジモードやミラーモデリングによって柔軟な3Dモデリングを行ったりできるようになりました。
このほか、3Dモデルの内外を
VRゴーグルで仮想体感
できるバーチャルリアリティー(VR)機能が追加されました。
さらに実写の風景とBIMモデルを合成してフォトモンタージュを作りやすくする「カメラ・マッチ機能」や、クラウド上でのVectorworks2017によるコミュニケーション機能も強化されました。
エーアンドエーは、VRやAR(拡張現実感)に強いキヤノンマーケティンググループの一員ですので、建設業と製造業をつなぐ高品質なバーチャルワールドが広がっていくことに、期待が高まります。