Revitともデータ連係!BIM、VR機能が進化したVectorworks2017
2016年11月21日

管理人のイエイリです。

デザインを重視する建築家やインテリアデザイナーに人気のBIMソフト「Vectorworks」の最新版、「Vectorworks2017」が2017年1月13日に発売されることになりました。

Vectorworks2017の画面(以下の資料:キヤノンITソリューションズ)

Vectorworks2017の画面(以下の資料:キヤノンITソリューションズ)

今回のバージョンアップでは

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

オートデスクのRevit

 

で作成したBIMモデルを、「.rvt」や「.rfa」の形式で取り込む機能が搭載されました。

この機能によって期待できるのは、建築と製造業の連携です。というのは、VectorworksのCADエンジンには「Parasolid」が使われており、製造業で広く使われている3次元CAD「SOLIDWORKS」とのデータ連係が行いやすいからです。

例えば、Revitで作成した建物のBIMモデルをVectorworksに取り込み、SOLIDWORKSで作成した家具の3Dモデルと合体させて表示してデザイン検討などを行えます。

VectorworksのBIMモデルに、SOLIDWORKSで設計したベッドなどの3Dモデルを取り込んで作った内観パース

VectorworksのBIMモデルに、SOLIDWORKSで設計したベッドなどの3Dモデルを取り込んで作った内観パース

このほか、強化されたBIM機能としては、クラウド上でプロジェクトファイルを共有する機能や、室内展開図を自動作成する機能、陸屋根の勾配と谷線を作成できる「スラブ水勾配ツール」などがあります。

室内展開図の自動作成機能などが強化されたBIM機能

室内展開図の自動作成機能などが強化されたBIM機能

Vectorworksが得意とするデザイン性豊かな3Dモデリング機能も強化されています。

例えば3Dソリッドからポリゴンメッシュを規則的に細分割してサブディビジョン図形をつくったり、ブリッジモードやミラーモデリングによって柔軟な3Dモデリングを行ったりできるようになりました。

柔軟な3Dモデリング機能の例

柔軟な3Dモデリング機能の例

このほか、3Dモデルの内外を

 

VRゴーグルで仮想体感

 

できるバーチャルリアリティー(VR)機能が追加されました。

さらに実写の風景とBIMモデルを合成してフォトモンタージュを作りやすくする「カメラ・マッチ機能」や、クラウド上でのVectorworks2017によるコミュニケーション機能も強化されました。

フォトモンタージュを作りやすいカメラマッチ機能

フォトモンタージュを作りやすいカメラマッチ機能

エーアンドエーは、VRやAR(拡張現実感)に強いキヤノンマーケティンググループの一員ですので、建設業と製造業をつなぐ高品質なバーチャルワールドが広がっていくことに、期待が高まります。

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