管理人のイエイリです。
先日、東京・丸の内のホテルで、大林組が開催した記者懇談会に、建設マスコミの一端を担う当社も参加させていただきました。
会場には、大林剛郎会長や白石達社長をはじめとする役員や幹部からなる超豪華メンバーが顔をそろえていました。
会場には大林組の売り物とも言える技術について5枚のパネルが展示され、懇談会の冒頭に白石社長自らがそれぞれのパネルについて説明しました。
話を聞いているうちにビックリ!というもの、これらのパネルはすべて、
ナ、ナ、ナ、ナント、
建設ITの世界
に関係するものだったからです。
白石社長が説明した順に並べると、パネルのタイトルは(1)CIMの活用によるi-Constructionの実施、(2)ロボティクスコンストラクション、(3)BIMを活用した先進技術、(4)AIを建設技術に導入、そして(5)風力発電事業に注力、というものでした。
さらにブレークダウンしてみると、CIMのパネルにはUAV(ドローン)やMMS(モービルマッピングシステム)、ロボティクスには遠隔操縦装置や水中インフラ点検ロボット、BIMにはファシリティーマネジメントやAR(拡張現実)、AIには工程認識やIoT(モノのインターネット)など、建設ITの分野で最もホットなキーワードが並んでいます。
今回、大林組さんから各パネルのオリジナルデータをいただきましたので、当日、会場に展示されていた5枚のパネルを掲載します。各パネルをクリックすると画像が拡大しますので、同社の技術に興味のある方はじっくりとご覧ください。(資料:大林組)
CIMの活用によるi-Constructionの実施 | ロボティクスコンストラクション | BIMを活用した先進技術 |
AIを建設技術に導入 | 風力発電事業に注力 |
会場ではビデオも上映され、こちらでも最新技術が紹介され、面白い内容だったのでついつい見入ってしまいました。
その一つが、2016年の熊本地震で被災した熊本城の復旧プロジェクトです。崩れた石垣に近寄ると危険なので、
遠隔操縦の建機
によって石を一つ一つ、傷を付けないように丁寧に拾い上げ、所定の置き場所に整理する、という作業が紹介されていました。
建設会社の技術開発は、今やIT関連がメインになっているのですね。日ごろ、建設とITが交わった部分だけを取材し、情報発信に努めている私も、さすがに今回の記者懇談会にはビックリした次第です。