IoTで見守り!レオパレス21が独居老人にもやさしい賃貸を開発
2017年9月25日

管理人のイエイリです。

独り暮らしの高齢者は、賃貸住宅への入居が難しいこともあります。

しかし、少子高齢化の時代を迎え、高齢者が安心して入居できる賃貸住宅のニーズは増える一方です。

そこでレオパレス21は、独り暮らしの高齢者でも安心して入居できる「高齢者見守りシステム」を装備した賃貸住宅の開発に乗り出しました。

レオパレス21のウェブサイト(以下の資料:レオパレス21)

レオパレス21のウェブサイト(以下の資料:レオパレス21)

そのツールとして使うのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

IoTとLoRa無線通信

 

なのです。

LoRaとは、少ないデータ量を少ない消費電力で最大10km程度の長距離通信を可能にする無線方式で、「LPWA(Low Power, Wide Area)」の一種です。

住宅には、非接触で人の脈拍や体の動き、呼吸などを計測できる「非接触バイタルチェックシステム」や、異常発生時だけ作動する異常認知監視カメラなどを取り付けます。

これらの設備で得たデータを、LoRaのネットワークで“健康管理者”が24時間見守もり、なにかあったときには、すぐに助けに行けるようにします。

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各住人の健康状態を表示した画面の例

各住人の健康状態を表示した画面の例

レオパレス21は2017年9月25日から、MTES(本社:東京都中央区)と共同で、レオパレス21が運営する介護施設「あずみ苑グランデ草加(埼玉県草加市)」で、このシステムの実証実験を開始します。

利用者の見守りサービスの一環として、介護業界初となるIoT とLoRa(※1)技術による「高齢者見守りシステム」の実証実験を2017年9月25日から開始します。

実験では非接触バイタルチェックシステム付きのベッドや異常認知監視カメラを活用してリアルタイムに利用者の健康状態を見守ります。

また、ドアや窓にセンサーを設置して入退室状況を見守ったり、利用者の異常を知らせるナースコールとの連携などを行ったりします。

介護施設の利用者の見守りにこのシステムを活用することで、利用者に対するサービス向上と、職員の労働負荷低減を目指します。

IoTとLoRa技術による高齢者見守りシステムの導入は、介護業界で初めてとのことです。

レオパレス21は、全国で

 

約57万戸の賃貸住宅

 

を展開しています。

このような見守りシステム付きの賃貸住宅があると、高齢者が1人で入居する場合でも安心です。

プライバシーの問題を指摘する声もありそうですが、入居者と住宅オーナーの双方の利害が一致し、賃貸住宅ビジネスを広げる効果もありそうですね。

レオパレス21はこのほか、LoRa技術をスマートロックや駐車場の遠隔管理などにも生かし、賃貸住宅のさらなるIoT化を進めていくとのことです。

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