管理人のイエイリです。
ドローンによる現場の3D計測は、多数の空撮写真をコンピューターで解析して3Dモデルを作成する方法が現在の主流です。
ところが、ドローン界のベンチャー企業、テラドローンはこのところドローンに3Dレーザースキャナーを搭載して、上空から直接、レーザー測量事業を強化しています。
2017年8月24日、同社は以前から導入していたイエロースキャン(YellowScan)社と3Dレーザーマッピング(3DLaserMapping)社に加え、
ナ、ナ、ナ、ナント、
フェニックス社製
の3Dレーザースキャナー「Phoenix Alpha AL3-32」を新たに導入したのです。
この機種は高精度が必要な測量や地形の専門家のニーズに合わせて設計されており、軽量で高精度・高密度な計測が可能です。
また、計測中の3D点群データをリアルタイムに地上で確認できるので、点群の取り忘れなどがあっても、すぐに現場で追加測量することができます。
3社のレーザースキャナーを使い分けるテラドローンの強みは、工事現場でも発揮されています。
同社はこのほど、3Dレーザースキャナーを搭載したドローンによって、北海道三笠市で施工中の国道452号改良工事(施工者:宮坂建設)の現場を計測しました。
高密度で計測できる強みを生かして、
樹木下の地形計測
にも成功したのです。
この計測では、飛行から樹木下の地形データ取得までを約4時間で行うことができたそうです。また、樹木の伐採業務と並行して地形測量を行えるので、安全管理や工期短縮などにも期待できそうですね。
ドローン計測のメニューはますます広がってきました。
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