大型プリンタ機構設計に3次元CADを活用(ミマキエンジニアリング)を掲載
2012年11月5日

 

独自技術を保有し、自社ブランド製品を世界に供給する「開発型企業」を目指す

ミマキのプロッタ製品

長野県に本社を構えるミマキエンジニアリングは、業務用インクジェットプリンタやカッティングプロッタなどの製造・販売を手がけるメーカーである。主力製品は、大型看板や広告ラッピングフィルムなどの、サイングラフィックス分野のプリンタである。同社は、イノベーターとして「新しさと違い」を提案し続けることをポリシーに、革新的な製品をリリースしてきた。その代表的な製品が、2002年に開発された「JV3-130S/160S」である。JV3シリーズは、高耐候性と高発色性を実現したソルベントインクの開発によって、それまでラミネートが必要であった屋外広告をラミネート不要で製作することを可能にし、海外でも高い評価を得て、大ヒット製品となった。

厳しい為替環境下、海外売上高比率70%を超えるグローバルメーカー

ミマキエンジニアリングの製品は、海外での評価も非常に高く、ワールドワイドでのブランドを確立している。歴史的円高という逆境下にありながら、海外売上比率は70%を超えており、さらに比率を増やし続けている。拠点も世界各国に設立しており、アメリカやヨーロッパに加えて、中国、インド、ブラジル、インドネシアなどの成長が著しい新興国エリアに子会社を設立し、さらなる展開を図っている。
新興国マーケットでは、品質も重要だが、製品価格についての要求も強い。そこで同社は、新興国マーケットに向けた製品として、2012年に高速大型プリンタ「SWJ-320S2/320S4」を開発し、高い評価を得ている。

研究開発部門への投資が高い製品開発力を支える

こうしたミマキエンジニアリングの高い製品開発力を支えているのが、研究開発部門への投資である。新しいものづくりにチャレンジしたいという技術者が集まる研究開発部門は、ミマキエンジニアリングの中核であり、メカ、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、ケミカルの各専門分野を合わせたスタッフは総勢180名以上にもなる。こうした技術者たちの総合力によって、毎年革新的な新製品が生み出されているのだ。

全文は、レノボジャパンのウェブサイトで。

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