プログラム概要
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現在、鉄筋コンクリート構造物の設計から施工段階において取り扱われている配筋図面は2次元が主流のため、主鉄筋・配力筋・組立筋などの配筋関係を確認するのが困難な場合があります。そこで、弊社では、構造物中の鉄筋を実際の鉄筋径で3次元表示することで、詳しい配筋状態を確認できる「3次元配筋ビューワ」(3次元配筋生成およびその表示機能)を開発し、UC-1設計シリーズのCAD統合版製品への導入を進めております。
本製品は、この3次元配筋ビューワの機能を拡張し、配筋状態を3次元で表示するだけでなく、躯体や鉄筋の新規作成、鉄筋どうしの干渉チェックなどを可能とする3次元配筋CADです。 |
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▲メイン画面 |
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< Ver.1.05.00 (13/11/08 リリース) 改訂内容 >
- 干渉チェック結果出力に対応
- 視点操作をする様々な機能を追加
- 干渉チェック画面でのマウスドラッグによる鉄筋移動、回避シミュレーションに対応
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プログラムの機能と特長
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躯体生成には、「断面形状から作成する機能」と「矩形押出から作成する機能」があります。 |
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▲断面形状から作成 |
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▲矩形押出から作成 |
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▲躯体生成画面 |
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躯体の作成には、面を押し出して立体形状を作成するスイープと、2つの面を直線で結ぶことで立体化するロフトの二通りの方法に対応予定で、入力イメージは以下の通りです。 |
■スイープ
- 基準となる面の寸法を入力
- 押出し量と押出し方向を指定
- 押出し先の面の寸法を入力
- 生成された面に対してスイープを行う場合は面を選択して(2)~(3)を繰り返す
- 躯体全体に対して斜角や勾配を設定
■ロフト
- 面Aの各頂点座標を入力
- 面Bの各頂点座標を入力
- 面Aと面Bの対応する頂点間で辺が生成
生成した躯体の配置(オフセット、配置角度)を設定できます。これにより構造物躯体を複数に分けて生成し、各躯体の位置を設定することで、1つの構造物を構成することが可能です。 |
鉄筋の種類(主鉄筋、配力筋、組立筋など)、や鉄筋径など選択し、配筋範囲を指定します。
鉄筋形状は、配筋方向と垂直の断面図上で入力します。 |
■配筋範囲の指定
- 配筋させたい面とかぶりを入力
- 配筋方向の始端となる面とかぶりを入力
- 配筋方向の終端となる面とかぶりを入力
■鉄筋形状
- 配筋方向と垂直な断面を生成
- 躯体の面に沿って鉄筋の折れ点を設定
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