Revit 2015 の新機能および機能改良をサブス契約者に提供
2014年10月6日

Autodesk® Revit® 2015 の新機能および機能改良を
サブスクリプション契約者向けに提供開始

オートデスク株式会社は、ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)アプリケーション「Autodesk® Revit® 2015」に新機能追加と機能改良した「Autodesk Revit 2015 R2」を本日 10 月 1 日より、Maintenance Subscription(メンテナンス サブスクリプション、注 1)または Desktop Subscription(デスクトップ サブスクリプション、注 2)契約者に無料で提供開始します。これらは Autodesk Subscription センター(http://subscription.autodesk.com)からダウンロードで提供します。(注 3)

今回提供する新機能などは、意匠、構造、設備(機械、電気、配管)などの分野で、これまでユーザから要望のあった 30 以上の項目について機能強化、アプリケーションとしての性能の向上、業務生産性の向上を実現しました。また、当社が従来から注力している「Integrated BIM」の一環として、他のアプリケーションとの連携を高めて業務フローの生産性を向上させました。Revit 2015 R2 は、Revit 2015 とファイル形式が同じで、完全互換性があります。

図 1 : リンクされた IFC モデルの参照
図 2 : [拘束のリビール]モード
図 3 : パースビュー切り替え
図 4 : Site Designer Extension for Revit

主な新機能と改良した機能

【意匠設計向け】

  • 複数の壁の結合部の編集を 1 回のクリックで可能に
  • 各ビュー タグがハイパーリンクとなるように、PDF 書き出しを強化

【構造設計向け】

  • 任意の 2D ビューで鉄筋を配置可能
  • 構造フレーム要素の方向を反転させてモデルを調整可能

【設備設計向け】

  • 回路シーケンスで、電気回路が作成される順番を指定
  • 電気回路のパネルをリスト内から検索可能

【プラットフォーム機能など】

  • リンクされた IFC モデルのジオメトリを参照して、寸法記入、位置合わせ、スナップ、ファミリのホストに活用可能(図 1)
  • ファミリの複数のインスタンスを含むビューのレンダリングと更新の処理速度の向上を実現
  • 建物のエネルギー性能に関する予測情報を、カスタマイズ可能なダッシュボードで表示可能に
  • [拘束のリビール]モードで、すべての寸法拘束や位置拘束を表示して、問題点を確認(図 2)
  • ビジュアル プログラミングを実現するオープンソース Dynamo を Revit とともにインストール
  • 大規模なモデルの分析に要するメモリー使用量を削減してパフォーマンスを向上
  • ビュー内の Revit リンクの表示を高速化
  • パースビューで複数の作業が可能になり、ビューを変えずに迅速な修正が可能(図 3)
  • タイプ セレクタ内の検索機能により、コンテンツをより迅速に検出可能

【Site Designer Extension for Revit 2015】

(英語のみ)(注 4)

  • 複雑な地形面や駐車場、擁壁、歩道などのサブ領域、建築舗装など、外構全体を一つの建設モデルとして編集することが可能。この建設モデルは Land XML ファイルで Autodesk AutoCAD® Civil 3D® 2015 でも扱うことができるので、綿密な業務連携が期待できる。(図 4)

注 1:技術サポート、クラウドサービス、新機能などを提供する保守サービス
注 2:期間を選択して利用するライセンス形態
注 3:• Autodesk Revit 2015 R2 は、「Autodesk Building Design Suite Premium」、「Autodesk Building Design Suite Ultimate」、「Autodesk Infrastructure Design Suite Ultimate」の Subscription 契約者に提供されます。

  • 「Autodesk Revit Architecture」、「Autodesk Revit Structure」、「Autodesk Revit MEP」の Subscription 契約者には、それぞれのアプリケーションに対応する Autodesk Revit 2015 R2 が提供されます。
  • 「Autodesk Revit LT™ 2015 R2」は、「Autodesk Revit LT」、「Autodesk AutoCAD Revit LT Suite」の Subscription 契約者に提供されます。

注 4:「Site Designer Extension for Revit 2015」 (英語版のみ)は以下のパッケージとアプリケーションの Subscription 契約者がご利用可能で、Autodesk Subscription センターまたは Autodesk Exchange Apps (https://apps.exchange.autodesk.com/ja )からダウンロードしていただけます。

  • Autodesk Building Design Suite Premium
  • Autodesk Building Design Suite Ultimate
  • Autodesk Infrastructure Design Suite Premium
  • Autodesk Infrastructure Design Suite Ultimate
  • Autodesk Revit Architecture
  • Autodesk Revit Structure
  • Autodesk Revit MEP

詳しくは、オートデスクのウェブサイトで。

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