Blackmagic URSAで4Kベンチマークを撮影
2015年4月21日

ThinkStation完全検証 ~【P700×4K動画】 Blackmagic URSAで4Kベンチマークを撮影 前編
株式会社 電報児
http://www.denpo.com/

「4K」という言葉が日増しに聞かれるようになり、テレビ、カメラや動画機能が特徴のスマートフォンのカタログにも 4Kというキーワードは必ず登場するようになってきた。しかし、4K動画のデータ量はHDの4倍。単純にデータとして扱うならまだしも、プロの動画撮影の 素材として扱うにはデータが大きすぎ、処理するにしても複雑すぎる。また、素材が高精細なだけに、動画の撮影にも特別な工夫が必要となる。そこで、電報児 の田村氏による4Kベンチマーク動画の製作現場に密着、4Kカメラや処理するワークステーションの実態について取材した。今回は撮影編だ。

Blackmagic 4Kカメラとカールツァイスレンズを組み合わせ

今回の撮影機材は、カメラにブラックマジックデザイン社の「Blackmagic URSA」と「Blackmagic Production Camera 4K」を使用して行った。今回撮影を実施していただいた電報児の田村氏は初めて扱うカメラということで、いずれも入念なテスト撮影を行って、本番撮影に臨 んでいただいた。
「Blackmagic URSA」にはカールツァイスのPLマウントレンズを使用、ズームレンズの「Compact Zoom CZ.2 70-200mm/T2.9」と単焦点の「Compact Prime CP.2 85 mm/T1.5 Super Speed」「Compact Prime CP.2 50 mm/T1.5 Super Speed」を組み合わせた。

Blackmagic URSAにレンズはカールツァイスのCompact Zoom CZ.2 70-200mm / T2.9を組み合わせた
Blackmagic URSAにレンズはカールツァイスのCompact Zoom CZ.2 70-200mm / T2.9を組み合わせた
T値が1.5と明るいCompact Prime CP.2 85 mm / T1.5 Super Speed
T値が1.5と明るいCompact Prime CP.2 85 mm / T1.5 Super Speed
こちらもT値が1.5のCompact Prime CP.2 50 mm / T1.5 Super Speed
こちらもT値が1.5のCompact Prime CP.2 50 mm / T1.5 Super Speed

田村氏によるBlackmagic URSAの第一印象は「思っていた以上に重かった」ということだが、最近は「Blackmagic Cinema Camera」など軽量機材の使用頻度が高かったため相対的にそう感じたとのこと。複数の液晶画面を搭載し、カメラマンも大型液晶で細かく画像を確認でき るなど画質を追求する面での使い勝手がよかったという。なお、今回は固定カットを主に撮影した。
レンズは、単焦点レンズはT値が1.5と明るく、今回のような室内撮影にも対応しやすかったとのこと。そしてズームのCompact Zoom CZ.2 70-200mm/T2.9はズームレンズながら単焦点レンズのキレを維持したまま自在にズームでき、ボケ味を生かした効果的な演出ができる点も特徴と評 価している。なお、Blackmagic URSAの前面には15mmのレールコンポーネントが標準搭載のため、負荷なくスムーズに取り付けられる点もよかったとしている。
また、「Compact Zoomレンズは6Kまでカバー、PL以外での様々なマウントに交換できる汎用性もある」とし、活用範囲が広い点も大きな特徴と評価した。画質面において も「一眼レフカメラ用のレンズと比べ、柔らかい感じのイメージが演出できていた」と評価している。なお、田村氏は「歪み部分や肌色の描写などはレンズに よってだいぶ変わってくる部分。特にRawで撮影する4K動画ではカラーグレーディングでの幅が広がるため、カメラ同様にレンズ選択は重要」とし、レンズ の重要性を訴えている。

続きは、レノボ・ジャパンのウェブサイトで。

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