柔構造樋門の設計 Ver.9 リリース
2016年2月7日

プログラム概要ライン
「柔構造樋門設計の手引き(平成10年11月)(財)国土技術研究センター」を主たる適用基準とした柔構造樋門本体縦方向、本体横方向、門柱、胸壁、翼壁、しゃ水工の設計計算を支援するプログラムです。門柱における河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説 H19.3での静的照査法にも対応しています。

また、樋門本体とその付属構造物(門柱、胸壁、翼壁)の配筋図、構造一般図および数量計算書を作成することができます。

プログラム内において、本体縦方向設計と付属構造物設計間でのデータ連動機能を有しています。

電子納品対応として、Wordファイル出力、禁止文字チェック、しおり機能等をサポートしています。

  Ver.9.00.00 改訂内容 <2016年 2月 2日リリース> NEWライン
  1. 材料基準に道路土工カルバート工指針 平成21年度を追加
  2. 主鉄筋に丸鋼(SR235)対応、鉄筋量の直接指定に対応
  3. 胸壁-地盤反力度における複数ケースの一括取得へ対応
  4. 本体縦方向-設計施工マニュアル(案) H15.東北地整準拠したカラー継手計算に対応
  5. 本体横方向-円管(ダクタイル鋳鉄)、RC巻立函体(矩形換算)の計算に対応
  6. 本体横方向-温度荷重、隅角部集中格点の計算に対応
  7. 本体横方向-曲げ応力度照査時にハンチの影響を考慮するように対応
  8. 門柱-ゲート高、管理橋の設置オフセットの考慮に対応
  9. 胸壁-つま先版、かかと版ごとにLの入力、断面力計算、連動荷重の計算に対応
  10. 本体縦方向-剛支持モデルにおける相対変位量、水平変位量、水平方向の地盤バネ反力の計算に対応
  11. 本体縦方向-レベル2の配筋図出力に対応
  12. サンプルデータに推奨する初期値(計算スイッチ)設定に対応
  プログラムの機能と特長ライン
函体縦方向レベル2断面照査オプhション    杭支持オプション
■特長

  1. メインウィンドウに平面図および側面図表示の描画が可能で、入力条件をリアルタイムに確認しながらの設計が可能です。
  2. 設計条件はメインウィンドウ上部より順に入力いただくことにより、入力漏れなどを防ぎます。アイコンの色で入力不要、入力必要、確認必要を表示します。
  3. 図表混じりのわかりやすい結果確認表示、計算書出力を行います。また、計算書は、テキスト、HTML、doc等のファイル出力が可能です。
  4. 付属構造物(門柱、胸壁、翼壁、しゃ水工)を含めた樋門設計を行うことが可能です。

■計算機能

地盤反力係数算定

地盤変位量計算

  • 即時沈下量計算、圧密沈下量計算(Δe法、Cc法、mv法)、側方変位量計算、残留変位量照査、GeoFEAS2Dの計算結果(変位量)読込に対応

本体縦方向の計算

  • 本体縦方向の計算(河川構造物の耐震性能照査指針・解説 耐震設計レベル2)
  • 柔構造樋門本体の計算(キャンバー盛土を考慮した計算が可能、相対変位量照査)
  • 直接基礎(剛支持)樋門本体の計算
  • 継手の照査(可とう性継手:開口、目違い、折れ角、カラー継手:クリアランス、開口)
  • 地盤反力度の照査
  • RC函体応力度照査(円形函体も同様):ブロックごとに曲げおよびせん断応力度照査
  • PC函体応力度照査:単スパン緊張、全スパン緊張(パッシブテンション)の双方に対応した応力度照査
  • 均しコンクリート厚の計算、形状入力拡張、斜引張鉄筋の入力、計算に対応

門柱の設計

  • 門柱構造形式 : 1門柱、2門柱
  • 横方向ケース数 : 常時、地震時の2ケース
  • 縦方向ケース数 : 常時、地震時毎に最大5ケース定義可能
  • 横方向、縦方向の任意荷重ケース : 最大10ケース定義可能
  • 地震時温度荷重に対応(建設省河川砂防技術基準(案)同解説書設計編[ I ]準拠)

胸壁の設計

  • 胸壁形状 : 逆T型、L型
  • 背面土形状 : 最大で3段
  • 検討ケース : 常時、地震時毎に最大5ケース定義可能
  • 地盤反力度 : つま先版、かかと版の端部に対し、常時、地震時毎に最大5ケース定義可能※本体縦方向設計から地盤反力度を連動可能。
  • 揚圧力にしゃ水鋼矢板を含む計算対応

翼壁の設計

  • 堤防保護部の設計に対応
  • 浮き上がりの全体及び、堤防保護部かかと版範囲での計算に対応
  • 地震時の土圧を主働土圧で計算可能(国交省 関東地方整備局等の設計基準)
  • 翼壁形状 : 逆T(L)型、U型、U型張り出し
  • U型翼壁の側壁2点折れに対応
  • 逆T翼壁の土圧直接入力対応
  • 検討ケース数 : 常時、地震時毎に最大5ケース
  • 浮上がり検討タイプ : 片側(1基)・全体(2基)※逆T式翼壁設計時のみ

しゃ水工設計

  • 浸透流の影響に対する検討鉛直、水平毎に浸透流による影響に対する検討が可能

付属設計とのデータ連動機能

  • 門柱の設計ならびに胸壁の設計において、検討された荷重を、本体縦方向データ(「連動荷重」)内に連動が可能
  • 胸壁の設計およびしゃ水工の設計入力時においては、本体縦方向からのデータ(地盤反力度、経路長)連動が可能

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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