ベントレー・システムズとシェルが世界的枠組み合意を発表
2016年7月11日

BentleyとShell、世界的枠組み合意を発表

ProjectWise ConstructSimが高度なワークパッケージ作成を通じて設備投資プロジェクト建設の実行を向上

Bentley Systems, Incorporatedは本日、Shellと新たな世界的枠組み合意を結んだことを発表しました。本合意は、Bentleyがマネージドサービスとして提供している自動化4D/5D建設管理ソリューションを活用して、Shellの設備投資プロジェクト建設の実施を向上させることを目的としています。BentleyのProjectWise ConstructSimをベースとしたこのソリューションは、ShellのProjectVantageプログラムの一環として導入されることになります。この革新的ソリューションは、Construction Industry Institute(CII)のAdvanced Work Packaging(AWP)手法に準拠しながら、エンジニアリング、建設、設置のワークパッケージ作成を支援するものです。

Bentleyとの世界的枠組み合意は、設備投資プロジェクトの実施に対しマルチベンダー統合型のデータ処理中心アプローチをとる、ShellのProjectVantageプログラムの基礎を成すものです。業界をリードするこのプログラムは、以下を達成することで、より安全かつ優れたプロジェクトをすばやく完了できることを目指しています。

Ÿ   異なる分野間、サプライヤ間のコラボレーションの向上

Ÿ   設備投資プロジェクトのライフサイクル全体にわたるデータ制御

Ÿ   基準の適用と複製の実現

Shellは以下を目的として、同社の建設管理ソリューションの基盤にProjectWise ConstructSimを採用しました。

Ÿ   作業を視覚的に計画してこれを安全に実行する機能を強化し、早計な人員配置やダウンタイムの発生を防ぐとともに、安全性、物流、資材、労働力の確保、承認、文書化に影響を与える制約を取り除く

Ÿ   高度なワークパッケージ作成を通じて、より効果的な「エンジニアリングへの対応力」を確保する

Ÿ   現場での生産性を改善することで、スケジュールの信頼性の最適化、作業時間の最大化、安全性の向上、リスク低減を図り、大幅なコスト節約につなげる

Bentley SystemsのCEOであり、同社でShellとの関係についてエグゼクティブスポンサーを務めるGreg Bentleyは次のように述べています。「Shellは、CIIのAdvanced Work Packagingで達成できる効率性と予測可能性の向上を通じて、設備投資プロジェクトにかかる費用を継続的に低減するための革新的な手法を模索しており、この分野でエネルギー業界をリードしています。自社プロジェクト向けにProjectVantageでAWPを支援することで、同社はまた、自社のEPCを推進し、プロジェクト実施上の画期的な成果も挙げています。このようなソフトウエア技術とクラウドサービスの活用は、あらゆるプロジェクトに恩恵をもたらします。これまで主要なプロジェクトに4Dおよび5Dイニシアチブを適用してきたShellの経験は、AWPがもたらす生産性の向上や、ProjectWise ConstructSimの効果に関するCIIの知見を裏付けるものです」

Shellの4D/5DプログラムマネージャーであるMartin Swaine氏は、次のように述べています。「Shellは自社プロジェクトにProjectWise ConstructSimの利用を増やし、そこから得られた成果に満足しています。Bentleyとともに、サプライチェーンにおけるこのような成果を足場とし、より安全で優れたプロジェクトを協力して実現していきたいと考えています」

詳しくは、ベントレー・システムズのウェブサイトで。

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