情報化施工を特訓!トプコンが福島にトレーニングセンターを開設
2013年9月30日

管理人のイエイリです。

東北地方の復興事業では、津波で被災した住宅地を高台に移転させるための造成工事や復興道路の建設をスピーディーに行うことが求められています。

これらのニーズにこたえるためには、3Dマシンコントロールなどの情報化施工のスキルを持った人材がますます重要になってきます。

そこでトプコンは9月9日、福島県西白河郡西郷村に、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

情報化施工のトレーニング

 

センターを開設したのです。

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5200m2の広大な屋外デモンストレーションエリア(写真:家入龍太)

この施設は「白河トレーニングセンタ」と呼ばれ、オプトネクサスの白河工場の敷地に設けられました。設備としては130m×40m(5200m2)の屋外デモンストレーションアリアと、約20人収容の屋内研修室があります。

この広大なデモンストレーションエリアで、3Dマシンコントロールやマシンガイダンスのほか、トータルステーションやGNSS受信機など最新の測量システム、3次元レーザースキャナーなどのデモンストレーションや実習などが行えます

まさに、最新の建設IT技術を特訓するために開設された施設と言ってもよさそうですね。施設の運営は、トプコンソキアポジショニングジャパンが行います。

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マシンコントロールやマシンガイダンスなど情報化施工のトレーニングができる

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開場のテープカット(左)と施設の看板(右)

この施設は、放射能で汚染された土壌の除染作業にも期待されています。その理由は、土壌の除染にはブルドーザーなどで

 

表土を均一の厚さで掘削

 

するという高度な技術が求められているからです。

3Dマシンコントロールなどの情報化施工を使うと、正確で効率的な除染作業ができそうですね。

白河トレーニングセンタは、トプコン主催のイベントを行うだけでなく、有料で企業や団体にも利用を公開するとのことです。新幹線とタクシーを使えば東京から約1時間30分、福島から約1時間で行けますのでロケーションも便利です。

東北地方の復興を、情報化施工やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などの最新建設IT技術で支えるための重要な拠点になりそうですね。

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