課題はさらにパワーアップ!BIM仮想コンペ「BLJ2013」が昨日スタート
2013年10月1日

管理人のイエイリです。

IAI日本が2009年から毎年開催しているBIMを使ったインターネット上の仮想コンペ「Build Live Japan 2013」(以下、BLJ2013)が昨日(9月30日)の13時に、スタートしました。

課題の敷地は「Build Live Tokyo 2009II」と同じく、神奈川県川崎市宮前区に実在するマンションの建て替え計画ですが、昨日、発表された課題は、さらにパワーアップしていました。

前回は約100戸の戸数をそのまま建て替えるという課題でしたが、今回は容積率限度200%、角地の建ぺい率限度70%という敷地のメリットを最大限に生かし、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

住戸数を180戸以上

 

確保せよ、という衝撃のミッションなのです。(課題の詳細PDFはこちら

こうすることで新規に販売できる戸数が増え、建て替え計画は資金面でぐっと有利になります。一段とリアリティーの高い課題になったと言えそうですね。

3. 敷地条件
・所在地 神奈川県川崎市宮前区宮崎1丁目3-1
・敷地面積 8342 ㎡(傾斜地)→提供する敷地モデルの面積を正とする。
・用途地域 第一種中高層住居専用地域
・高度地区 川崎市第2種高度地区 (高度斜線 7.5m+1.5L & 絶対高さ15m)
・容積率限度 200%
・建蔽率限度 60% + 10%(角地) = 70%

4. 設計条件
1. 全体で住戸数を180 戸以上、住戸面積(屋内専有面積)を13,000 ㎡以上確保し、さらに極力容積を消化できるよう床面積を確保すること。ただし、付帯施設等の提案で住戸に替わる有益な空間利用がなされる場合はこの限りではない
2. 住戸数の100%以上の駐車台数を確保すること。機械駐車設備も可とする
3. 戸数×200%以上の駐輪台数を確保すること
4. 駐車場、駐輪場は地下に設けても良い

昨日、発表された課題の一部(写真:家入龍太)

今回、エントリーしたチームは東北工業大学許雷研究室Guppy(芝浦工業大学)、スカンクワークス(前田建設工業)、東京都市大学デザインマネジメント&インテリアプランニング研究室、Rabbits(芝浦工業大学)の5チームです。

各チームはFacebookやブログなどで、作業の様子などを随時、レポートしています。昨日、各チームのサイトにアップされた写真を見てみましょう。(Rabbbitsはページが見つかりませんでしたので今回は省略します)

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東北工業大学許雷研究室(写真:許雷 研究室のFacebookページより)

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Guppy(写真:BLJ2013「Guppy」のブログより)
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スカンクワークス(写真:SKUNK WORXのFacebookページより)
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東北工業大学許雷研究室(写真:東京都市大学デザインマネジメント&インテリアプランニング研究室のFacebookページより)

各チームとも生き生きと取り組んでいますね。早くも風解析などのシミュレーション結果をアップしているチームもありました。

ただ、各チームとも前回までのように、徹夜したり焦ったりという感じはあまり見受けられません。

というのは、前回までの48時間(学生は96時間)という制限時間が、今回は全チームとも

 

100時間へと延長

 

されたからなのです。

前回よりもぐっとリアルになった課題に対して、各チームはどのような設計提案を行うのかが注目されます。BLJ2013は今週の金曜日、10月4日の17時まで続きます。

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