スマートハウスと家電の最新知識!新資格「スマートマスター」に挑戦しよう
2017年5月9日

管理人のイエイリです。

スマートハウスとは、太陽光発電などの「創エネ」、エコキュートなど効率的な家電による「省エネ」、住宅用蓄電池による「蓄エネ」の機能を持ち、電力を最適に活用できる家として注目されています。

スマートハウスの概念図(翔泳社刊「スマートハウス」より)

スマートハウスの概念図(翔泳社刊「スマートハウス」より)

スマートハウスを建てるためには、住宅の構造や性能のほか、住宅設備や家電、そしてエネルギーマネジメントなど、異なる分野の知識を薄く広く身につけ、トータルに生かすことが必要です。

そこで、家電製品協会はスマートハウスのスペシャリスト資格として、2016年に「スマートマスター」という新しい認定資格を立ち上げました。

新資格「スマートマスター」のイメージ(資料:家電製品協会のパンフレットより)

新資格「スマートマスター」のイメージ(資料:家電製品協会のパンフレットより)

その資格をゲットするためには、スマートハウス関連の知識とともに

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

最先端の家電

 

についての知識も求められるのです。

スマートマスターの役割イメージ(資料:家電製品協会のウェブサイトより)

スマートマスターの役割イメージ(資料:家電製品協会のウェブサイトより)

家電製品協会が作った資格なので、「スマートマスター」の役割は家電やHEMS(住宅用エネルギー管理システム)などの設備を販売する側で、消費者からの相談を受けてとりまとめ、スマートハウスのプラン作成や商品選択のアドバイスを行うイメージです。

そのため、資格試験の科目も「スマートハウスの基礎」と「家電製品」が同じウエイトで扱われており、それぞれ140点以上を取ることが求められています。

スマートマスターの試験科目(資料:家電製品協会のウェブサイトより)

スマートマスターの試験科目(資料:家電製品協会のウェブサイトより)

試験は年に2回行われ、筆者も今年3月に行われた試験を受けてみました。受験対策資料としては、NHK出版が出している「スマートマスター」という参考書と、2016年9月に行われた試験を受験した人からもらった実際の過去問です。

スマートハウスの基礎は、外断熱や内断熱、パッシブデザインとアクティブデザインといった理論面から、JISで定められたキッチンカウンターの標準的な高さなど建材製品の具体的なことまでが出題されます。

また、家電製品については省エネ、創エネ、蓄エネ機器はもちろん、地上デジタル放送や衛星放送のテレビ技術や医療・介護ロボット、ロボットクリーナーの掃除行動パターンなど、最新の家電知識が求められます。

さらには、

 

接客時の言葉遣い

 

といった、実践的な内容も含まれているのにビックリしました。

参考書もかなり分厚いですが、出題される範囲はかなり絞られている感じですので、過去問を中心に攻略すれば合格はそれほど難しくなさそうです。

筆者は以前、「図解と事例でわかるスマートハウス」(翔泳社刊)という本を書いたことがあり、そちらの知識はまあまあありましたが、さすがに最新の家電知識となると新たに勉強が必要でした。

その結果、なんとか両科目とも合格し、認定証をゲットすることができました。

筆者がゲットしたスマートマスターの認定証

筆者がゲットしたスマートマスターの認定証

実は、今回の受験の目的は、スマートハウス試験の攻略本を執筆中のため、本に書いた内容で合格できるかどうかを自己チェックするためでした。 本は近く、翔泳社から出版の予定ですので、チャレンジされる際には参考にしていただければ幸いです。

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