BIM必須!パリ市がエッフェル塔再開発のコンペを実施中
2018年4月24日

管理人のイエイリです。

フランス・パリのエッフェル塔は、年間700万人が上る世界有数の観光スポットです。

パリ市では、2024年にオリンピックやパラリンピックが開催されるのを機に、2018年2月16日からエッフェル塔周辺の再開発をテーマにしたデザインコンペ(The Eiffel Tower Site:discover – approach – visit)を実施しています。

このコンペは、エッフェル塔と周辺のトロカデロ庭園や遊歩道などを一体化し、交通や情報がスムーズに流れるようにするためのアイデアを世界中から募集するために行われています。

年間700万人が上るエッフェル塔。直下のシャン・ド・マルス公園には多くの観光客が集まる(以下3点の写真:家入龍太)

年間700万人が上るエッフェル塔。直下のシャン・ド・マルス公園には多くの観光客が集まる(以下3点の写真:家入龍太)

エッフェル塔には階段で上ることもできる

エッフェル塔には階段で上ることもできる

エッフェル塔からはセーヌ川やトロカデロ庭園のほか、遠くに新市街のラ・デファンスが展望できる

エッフェル塔からはセーヌ川やトロカデロ庭園のほか、遠くに新市街のラ・デファンスが展望できる

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

BIMの使用が必須

 

となっているのです。

そこで、このコンペをBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)環境下で行えるように、米国オートデスクは在のエッフェル塔周辺のデジタル3Dモデルを作成し、技術協力を行っています。(オートデスクのプレスリリースはこちら

2018年4月末に選出されるデザイン案を、3D環境下で誰でも見られるようにするためです。

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BIMでモデリングされたシャン・ド・マルス公園(上)と実際の風景(下)(上資料:Autodesk、下写真:家入龍太)

BIMでモデリングされたシャン・ド・マルス公園(上)と実際の風景(下)(上資料:Autodesk、下写真:家入龍太)

エッフェル塔周辺の広い地域を含めて3Dモデルが作成された(資料:Autodesk)

エッフェル塔周辺の広い地域を含めて3Dモデルが作成された(資料:Autodesk)

エッフェル塔という世界的なモニュメント周辺のコンペにBIMが使用されることは、

 

全世界にBIMをPR

 

することにもつながりそうですね。

コンペでは2018年4月下旬に複数の最終選考対象デザイン案が選ばれ、2019年に最終デザインが決定、2023年には再開発が完了する予定です。

デザイン案が公開されたら、ぜひ、見てみたいですね。

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